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前編【オリジナルTシャツの作り方】インクジェットプリントのメリットとデメリット
2023.07.05BLOG
![](http://ryukyuworks.com/wp/wp-content/uploads/2023/07/5.png)
あなたはオリジナルTシャツを作ったことがありますか?
学生時代の文化祭などで作った経験がある方は多いでしょう。
その他にもイベントのグッズとして制作したり、個人的に制作する方も増えています。
オリジナルTシャツを作る場合、専門の業者に頼む場合がほとんどです。
一から自主制作する方はそう多くないでしょう。
そこで前編と後編の2回にわたって、オリジナルTシャツの作り方について紹介していきます。
Tシャツ作りの根幹とも言えるプリント方法の特徴や利点についても詳しく解説しますので、
実際にオリジナルTシャツの制作を依頼するときの参考にしてください。
前編となる今回は「インクジェットプリント」というプリント方法についてです。
なお、弊社琉球ワークスでもオリジナルTシャツの制作を承っております。
ご注文は以下よりお問合せください。
https://ryukyuworks.i12.bcart.jp/contact.php
オリジナルTシャツの作り方
![](http://ryukyuworks.com/wp/wp-content/uploads/2023/07/t-shirt-7973395_1280-1024x682.jpg)
オリジナルTシャツ作りの工程は大きく2つに分かれます。
Tシャツの基本となるボディ選びとプリント方法選びです。
それぞれの作り方について、詳しく解説します。
Tシャツのボディを選ぶ
Tシャツの本体部分であるボディは無地を選ぶのが一般的であり、弊社でもこれを推奨しています。
次に素材やシルエット、サイズなどの詳細を決定します。
素材はコットンかポリエステル、それらの混紡から選べることが多いです。
加えてボディ全体のシルエットや厚み、カラーを選びます。
Tシャツ全体の印象が決定される部分と言えます。
製作可能なサイズは業者により異なりますが、弊社は子供用サイズも製作可能です。
子供用は100cm〜160cm、大人用はS~XXXLサイズまで選択できます。
プリント方法を選ぶ
現在はシルクスクリーン印刷というプリント方法が主流です。
大量印刷や指定色とのマッチに優れることが特徴であり、
ラメや発泡、蛍光色などの特殊プリントにも適しています。
ただしシルクスクリーン印刷は1色ごとに版を作る必要があり、大きさにもよりますが版代がかかります。
弊社の場合は1枚(1色)あたり約1万円となっており、色の数が増えるごとに版代も上がっていきます。
刺繍加工も可能ですが、金額はひと針単位で決定します。
コストとしては割高と言わざるを得ません。
これを受けて、弊社では制作する数量が少ない場合、インクジェットプリントかインクジェット転写プリントの
2種類のプリント方法を使用したオリジナルTシャツ作りを推奨しています。
これらのプリント方法は1枚からでもフルカラー印刷が可能で、版代もかからないからです。
もちろん、その分だけ制作コストが下がります。
今回の記事では、インクジェットプリントのメリットとデメリットを紹介します。
インクジェット転写プリントについては後編をご覧ください。
インクジェットプリントのメリット
![](http://ryukyuworks.com/wp/wp-content/uploads/2023/07/01-1024x683.jpeg)
インクジェットプリントはフルカラーのデザインに最適なプリント方法です。
家庭などで一般利用されるプリンターにも採用されています。
聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
Tシャツ作りにおいては専用のインクジェットプリンターを使用し、直接Tシャツにインクを噴射します。
その後、熱と圧力を用いてプレスすることで印刷します。
インクジェットプリントのメリットはこちらです。
・詳細なデザイン表現ができる
・版代がかからない
・スピード納品が可能
以下の章で詳しく解説します。
詳細なデザイン表現ができる
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インクジェットプリントの最大のメリットはフルカラーで高解像度のプリントができることです。
そのため、写真や細かいデザインの表現に適しています。
家庭用のインクジェットプリンターが年賀状やはがきの印刷に最適だと言われるのはこれが理由です。
デザインイメージやグラフィックをカラフルかつ鮮明に再現できます。
版代がかからない
インクジェットプリントは版を作る必要がないので、版代がかかりません。
その分、シルクスクリーン印刷と比べて安価にTシャツを制作できます。
加えて、版代がかかるシルクスクリーン印刷はある程度まとまった数量を注文する必要があります。
逆に言えば、少ない数では注文できないことも。
対して版を使わないインクジェットプリントは、小ロットからでも注文しやすいプリント方法です。
スピード納品が可能
インクジェットプリントは迅速に行えるプリント方法の1つです。
デザインを作成してから印刷するまで、比較的短い時間で完成させることができます。
急ぎの注文や短い納期に対応しやすいプリント方法と言えます。
インクジェットプリントのデメリット
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メリットが存在する分、インクジェットプリントにはデメリットもあります。
インクジェットプリントのデメリットはこちらです。
・袖やポケットへの印刷が不可能
・Tシャツの素材が限られる
・特殊印刷ができない
上記に加えて色の表現に限界があり、希望の指定色と合いにくいといったデメリットがあります。
袖やポケットへの印刷が不可能
インクジェットプリントでは印刷できる場所が限られます。
そのため袖やポケットにデザインを施したい場合は、後編で紹介するインクジェット転写プリントを
利用する必要があります。
Tシャツの素材が限られる
ポリエステルなどの合成繊維はインクを弾く性質があります。
ポリエステルを含む混紡にも同様のことが言えます。
この特性上、インクジェットプリントでは印刷できるTシャツの素材がコットン100%に限られます。
特殊印刷ができない
色彩の表現方法により、 インクジェットプリントでは ラメや蛍光色に代表されるような特殊印刷ができません。
これは次回の記事で紹介する、インクジェット転写プリントにも同様のことが言えます。
まとめ
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インクジェットプリントは一般の方々にも馴染みがある印刷方法の1つです。
多くのメリットがあることはお分かりいただけたと思いますが、
やはり最大のメリットは「版代がかからない」ことでしょう。
とはいえ、インクジェットプリントにはデメリットがあるのも事実です。
そのデメリットを上手くカバーできる印刷方法が「インクジェット転写プリント」という印刷方法です。
次回の記事では、インクジェット転写プリントについて詳しく解説していきます。