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【社長インタビュー後編】沖縄の魅力を「カタチ」にするための沖縄への想いを聞きました
2023.10.24BLOG
「スタッフインタビュー」もとい、「社長インタビュー」の後編です。
お話を伺ったのは、弊社琉球ワークスで代表を務める岩月昭雄社長。
前編となる前回の記事では、琉球ワークスの成り立ちまでをご紹介しました。
こちらから読めますので、ぜひ読んでみてください。
前編から読んでいただいた方が、より理解が深まるはずです。
この記事では新型コロナの流行によって生じた変化や地元沖縄への向き合い方、
岩月社長が仕事や会社経営において大切にしているものなどをお伝えしていきます。
新型コロナの流行によって起きた変化
新型コロナの流行は言わずもがな、観光業の一端である琉球ワークスにも大きな打撃を与えました。
売上の大幅な低下もさることながら、社員の半分以上が退職するという事態に。
これを受けて会社の運用を模索しつつ、岩月社長自身の給与を1/3にしたり国の助成金などを
フル活用しながら、地元沖縄や沖縄で暮らす社員のためにと減給なしで100%の給与を支払ってきました。
岩月社長はそうした困難に見舞われながらも、同時に得ることも多かったと話してくれました。
このタイミングでヤエックス時代の社員が全員退職したこともあり、
心機一転の気持ちで新しいことに挑戦しながら再出発したと言います。
ITシステムを駆使した効率化によって売上の増加へ
新型コロナの流行において急務となったのが、事業や仕事における効率化。
それまではステレオタイプだった事業方法や働き方の部分において、
ITシステムを導入していくことで業務の効率化を図りました。
人員が大幅に減少したこともあり、少ない人員でも業務を回せるように効率化は必要不可欠でした。
具体的にはネットショッピングの開設やクライアント向けにBtoB受注システムであるBカートの導入、
在庫管理システムのKOUGAの運用を開始しました。
Bカートに関して、詳しくはこちらをご覧ください。
結果的に人員はそのままで、売上高は回復を見せました。
現在も業務の効率化とITシステムを上手く活用し、好調に売上を伸ばしています。
新型コロナの流行において、大きな収穫のひとつであり変革だったと語ってくれました。
クライアントへの意思表示が新たな利益や取引へ繋がる
これまでは地元沖縄やそこに住む人々に還元したい想いから、
過剰なまでのサービス精神でクライアントとの取引を行っていたと言います。
ところが新型コロナの流行の折、人員的にも断らざるを得なくなった部分があります。
無理なものは無理としっかり伝えることにより、より円滑な事業や運営が可能になりました。
結果的に気持ちの良い取引が行えるようになり、新たな事業やクライアントの開拓にも繋がりました。
岩月社長が大切にしているもの
仕事や会社の経営において、岩月社長が大切にしているものを聞いてみました。
そこには地元沖縄に対する想いと、それを可能にするための仕事に対する向き合い方がありました。
他では聞くことのできない、必見の内容です。
「共存共栄」をもとに地元沖縄に還元できる会社へ
これまでも何度かお話している通り、岩月社長が目指すのは地元沖縄との「共存共栄」。
琉球ワークスという会社として地元沖縄の産業に貢献しながら、
地元の人々との交流や雇用を通して沖縄に税金を納めていく。
そんな会社であり続けることを大切にしていると教えてくれました。
また、岩月社長の地元に対する想いは琉球ワークスが運営するセレクトショップ
「ナゴグローサリーストア」に関する記事でもお話してもらっています。
「ナゴグローサリーストア」は地元沖縄に住む人々と工芸作家、観光客との
交流の場を作り、守りたいとの想いで運営を続けています。
経営や組織管理で大切なのは「全て」に気を配ること
35年以上オリジナルグッズの制作事業に携わってきた岩月社長に
組織や会社を率いていくうえで大切なことをお聞きしたところ、
返ってきた言葉は「事業や自分の仕事で関わる全てに気を配ること」でした。
例えば、営業職で営業成績だけがずば抜けて優秀でも会社の経営はできないし、
組織を引っ張っていくのも難しいと言います。
営業業務だけをやっていくわけにはいかないからですね。
特に会社の経営は専門の仕事が出来ても事業や仕事は進まない。
ところが、何か1つできるようになると独立出来ると思ってしまう人は少なくない。
岩月社長は、これがすごく危険だと教えてくれました。
その点、スピーチバルーンやヤエックスで事業やオリジナルグッズ制作を
1から10まで任せてもらえたことは大きな財産になっているし、原点でもあると言います。
このお話は規模が変わるだけで、組織や部署を率いる際にも参考になりますよね。
まとめ
今回の「スタッフインタビュー」もとい、「社長インタビュー」では琉球ワークスの成り立ちや
新型コロナへの向き合い方、岩月社長が仕事や会社経営において大切にしているものを聞いてきました。
どれも興味深い内容ばかりで、教訓にもなるお話でした。
特に、地元沖縄に対する愛情や貢献したいという気持ちが強く伝わってくるインタビューとなりましたね。