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【沖縄の自然が育む藍染】工房で生まれる唯一無二の作品
2024.10.18BLOG
弊社が運営するナゴグローサリーストアは沖縄県名護市を含む北部周辺、
いわゆる『やんばる』で活躍する作家さんの商品を扱うセレクトショップで、
雑貨や「やちむん」と呼ばれる陶器、藍染、ガラスなどの工芸品、
弊社が製作している沖縄グッズを主に扱っています。
今回のトピックは藍染。
ナゴグローサリーストアに藍染作品を置いていただいているのは琉球藍染ちょく工房さんです。
名前の通り普通の藍染ではなく沖縄特有のリュウキュウアイを使って染色した作品を制作し続けています。
その色は沖縄の豊かな自然が育んだ神秘的な藍色で、琉球藍染ちょく工房さんでは
この藍染の魅力を最大限に引き出した作品の数々を制作しています。
今回はそんな琉球藍染の世界を覗いてみましょう。
琉球藍染の歴史
琉球王国では、藍染は高度な技術として発展し王族の衣装や高貴な身分の人の衣服に使われるなど
非常に貴重なものでした。
その美しい藍色は権威や地位の象徴でもあり、人々の生活に彩りを添えていました。
琉球藍染は王族だけでなく庶民の生活にも深く根付いていました。
農民や漁民は藍染めの衣服を着用することで実用性と同時に美しさも兼ね備えることができたのです。
そして古くから交易が盛んな琉球では琉球藍染を海外へも輸出していました。
その美しい色合いと品質の高さから、海外の人々からも高く評価され、琉球の経済にも貢献しました。
リュウキュウアイと染料
藍染の元になるリュウキュウアイはマメ科インディゴ属の植物で、
沖縄の温暖な気候と豊かな土壌で育つとても貴重な植物です。
一般的に知られるインド藍や蓼藍と比べて葉が大きく、
深く藍色を出すのに影響するインディゴ成分も豊富なのが特徴です。
このリュウキュウアイの葉を収穫し、水に浸けて発酵させ、
石灰を加えて混ぜ合わせることで泥藍と呼ばれる染料になります。
この工程は天候や気温に左右される繊細な作業であり、
自然の力を借りながら職人の手によって生み出されるまさに自然と人の共創と言えるものです。
藍染
泥藍を作ってからもまだまだ大変な工程は続きます。藍染めの工程もまた手間と時間がかかる繊細な作業です。
布を藍液に浸し、空気に触れさせて酸化させる。
この作業を繰り返すことで、深みのある藍色が生まれていきます。
ちょく工房さんの魅力
ちょく工房さんの作品は海や山、太陽、月など、沖縄の自然の美しさを表現したものや
現代的なデザインを取り入れた作品もあり、伝統と現代が融合した新しい魅力を生み出しています。
作品から手仕事ならではの温かみが感じられ、使う人の心を癒やします。
ちょく工房さんの作品は単なる染物ではなく沖縄の自然と人、
そして歴史が織りなすかけがえのない芸術作品ともいえるでしょう。
またその美しい色合いと温かい手触りは人々の心を癒し、生活に潤いを与えてくれます。
現代においても多くの人々に愛され続けているのはその普遍的な美しさと温もりが人々の心に響くからでしょう。
澄み切った藍色が織りなす世界へ、あなたもぜひ一度足を運んでみませんか。
ちょく工房さんでは藍染ワークショップも開催していますのでご自身の手で藍染を体験することも可能です。
琉球藍染ちょく工房藍染ワークショップのお問い合わせはこちらから
https://www.chock-indigo-studio.com/%E3%81%8A%E5%95%8F%E3%81%84%E5%90%88%E3%82%8F%E3%81%9B
琉球藍染ちょく工房webサイトはこちら
https://www.chock-indigo-studio.com/
琉球藍染ちょく工房instagramはこちら
https://www.instagram.com/chock.indigo.studio/
本日ご紹介させていただいた琉球藍染ちょく工房さんの作品は弊社が運営するナゴグローサリーストアでも購入することができます。
ぜひ皆様のご来店お待ちしております。
ナゴグローサリーストア
・住所
〒905-0013 沖縄県名護市城1丁目4−11 名護市営市場2
・営業時間
10:30〜18:30(14:00〜15:00に1時間の休憩時間あり)
・定休日
不定休のため当店instagramでご確認ください
・SNS(instagram)
https://www.instagram.com/nagogrocerystore/